2005年06月13日

「バックストローク」第10号

ペン2005.4.25刊/発行人:石部明/編集人:畑美樹
会計:松永千秋/協力:石田柊馬・樋口由紀子
発行所:709-0421 岡山県和気郡和気町日室519-12
  0869-93-3231/fax 0869-92-1912/akuru@mx3.tiki.ne.jp
 HP「川柳バックストローク」
 http://ww3.tiki.ne.jp/~akuru/back-hp/index-2.htm
 BBS「バックストローク」
 http://8418.teacup.com/akuru/bbs

[申込み方法]
郵便振替 01760-8-22174 バックストローク
頒価1200円(送料共)/会員6000円(年間)/購読会員4800円(年間)

季刊の現代川柳同人誌。川柳の固定概念からして、それらしくないモダンさで、インテリジェンスと清潔感の溢れる本作り。青い水中写真の装丁は毎号変わらない。名称も装丁デザインも垢抜けし過ぎていて、如何わしさの宜しさには欠ける。しかし誰が何をどう好むかの問題であるからして批判するには当たらない。肝心の川柳という言葉が、冊子の表裏と奥付けに入っていない。川柳と表記するのはダサいのだろうか。川柳のののさまに知れたら嘆かれることだろう。これも時流の変転なのだろうか。ついでにタイトルは「バックストローク」などとしゃれ込まないで「背泳」とか「裏かき」では駄目なのだろうか。本の内容に入る前に知れてしまうイメージ情報はバカに出来ない。捲って見ると案の定、きちっと整理整頓された句と散文のテキストと2枚の写真で構成されていて、付け入る隙がない。作品も作家らもお儀よくて居心地がよさそうだ。良識ある川柳人たちだ。守旧派多勢の俳句とは違って、口語現代仮名遣いの川柳がほとんどだから読み易い。そして句は天地揃え(均等割り付け)のレイアウトにしてないから、やはり読み易い。
巻頭で石部明氏が述べている川柳の難解性についての見解を読めば、この同人誌の色合いが推測できる。文脈の中での「自己の内部世界の詩化」のもつ意味は重い。こんなところで持論など持ち出して恐縮だが、川柳人と俳人は詩に凭れ過ぎないで「…の俳化」と言って欲しいものだ。
いずれにしても、現代最先端の川柳作品が目白押しだから、是非手に取ってご覧頂きたい。

  猫みたいな婆さまに道聞いている    田中博造
  関節を差し出し非礼をお詫びする     丸山進
  貧しさが写らぬようにキャベツ剥ぐ  柴田夕起子
  経費高を叱られている烏賊の墨     石田柊馬

4-43(kiji no.-counter)
posted by 二健 at 18:04| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 川柳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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